●内容紹介:
自刻自刷りは版画のたのしみです。一つのテーマを追って、下描きからはじまり、版にうつし、彫り込み、刷ってみる……この刷りあがりのときの何ともいえない興奮と感激は、やはり木版画のもつ、もっとも魅力的な瞬間ではないでしょうか。
本書では、版画の基本的な技法からはじまり、実際に利用される際のテクニック、色刷りのテクニックを解説しています。
出版からすでに三十余年が経過していますが、シンプルな技術を豊富な写真でわかりやすく解説していますので、現在でも十分にご活用いただけるものと自負しています。
また、原田の作品が全編をつうじて満載されており、画集としてもおたのしみいただけます。
●目次
・はじめに
・原田維夫のイラストレーションの特質
・原田維夫の人と作品
・彫刻刀の使い方
・技法編
・利用分野編
・資料編
・版画の練習シート〔付録〕
NHKハイビジョンで放送され好評をえた「痛快チャンバラ絵草紙」を本にまとめたものです。
原田は『義経と弁慶』の物語全編をえがいています。
京の五条の橋のうえでの義経と弁慶の出会いにはじまり、源平の合戦、衣川での義経の最期、弁慶の立往生まで、大判のダイナミックな画と味わいのある色彩がおたのしみいただけますョ。
●目次
・巌流島の決闘
・決闘高田の馬場
・義経と弁慶
・仇討ち曾我兄弟
・荒木又右衛門
●著者名:
宇野 亜喜良(絵)/小池 アミイゴ(絵)/原田 維夫(絵)/田中 靖夫(絵)/
黒田 征太郎(絵)/大友 博(文)/沢口 敏夫(文)/安藤 寛志(文)/三井 浩(文)
2013年2~5月に国立現代美術館で開催された展覧会『東京オリンピック1964デザインプロジェクト』の公式写真集です。
ほぼ全ページにわたり、デザインプロジェクトの成果(シンボルマーク、ピクトグラム、ポスター、招待状・入場チケット、表彰メダル、記念硬貨・切手、日本選手団のファッションなど)が、カラー写真で掲載されており、当時の東京オリンピックの熱気がつたわってくる内容となっています。
このプロジェクトに参加した原田も「東京オリンピック・デザイン部・シンボル部会のこと」と題して、当時の回顧録を寄稿しています。
●目次
・東京オリンピック1964 そのデザインワークにおける日本的なもの
・第Ⅰ章 東京オリンピックの準備 シンボルマークとポスター
・第Ⅱ章 東京オリンピックの開幕 視覚伝達システムの確立
・第Ⅲ章 東京オリンピックの記録/記憶 メディアイベントとして